◯はじめに
keyと申します。今期も砂パを使い、目標としていた最終二桁を達成しました。
記事を執筆しましたので是非最後までお読みください。
結果 最終順位65位 最高最終レート2084
◯構築経緯
みなさんご存知の通り今期から禁止ポケモンが施行され、あえなく環境TOPのポケモン達が舞台から去ることになった。
私もびっくり仰天もので、カバルドンは仕方ないとして環境的に下火であったドリュウズやバンギラスまで禁止となっており、最初見たときは現実を受け入れることができなかった。
砂パの大エースドリュウズが使えない?砂始動役に固いバンギにカバも使えない?
おいおい嘘だろと、歴史名高い砂パ3種の神器が失われるなんて前代未聞だろと。
砂パ自体エースバーンやらウーラオスできつくて苦しかったのに、それを奪われちゃあたまっちゃもんじゃないよ。
そう、私は絶望していた。来期は砂パ無理だと。
ルール発表からs9も終わり、気持ちも落ち着いてきたので真剣に砂パを考え始めた私はまずエースを誰にするか検討した。
現状すなかきの特性を持つポケモンはルガルガンとムーランド、サンドパンである。
まず種族値を見比べてみた。
ルガルガン(まひる) 75-115-65-55-65-112
ムーランド 85-110-90-45-90-80
サンドパン 75-100-110-45-55-65
第一印象としてムーランドの種族値めっちゃ無駄がないしバランスが素晴らしいなと思った。ルガルガンはsが速いけど耐久はドリュウズ以下でダイマするには心許ないと感じた。
サンドパンは防御は高いがdやsがかなり低めだ。サンドパンはそもそも覚えるウェポンが少な過ぎてさすがに厳しいと感じた。
色々思慮した結果、環境topに対してノーマル技の通りがよく、耐久も高めでダイマ適正のあるをエースにすることにした。
次に砂始動役だがサダイジャかギガイアスの2通りである。
はじめは格闘の一貫を嫌ってサダイジャにしていたのだがすなはきは受動的でキュウコンやオーロンゲ等の壁役に好き勝手にされる上砂が枯れるなど散々な結果だったので前期使っていたを採用した
前期記事を公開したため初手大爆発は読まれるかと思いきやそうでもなくかなり刺さった。
またギガイアスは中盤以降流行り出したバニラキュウコンに強く、自主退場で砂ターンも残せる上、ムーランドのかたきうちの起動条件も満たすということで相性抜群であった。
ギガムーランドの裏の1匹として欲しい条件として、
①ムーランドとのタイプ補完がとれている
②sが速くて試合終盤のスイーパーとなる。
③あくびと相性のよいみがわりを採用しやすい
この3点を意識した結果を採用した。
みがわりも自然に入るしゴーストで補完良いし、特殊ATというのもよい。
ゲンガーを裏選出時のエースにもなるように裏はゲンガーと相性の良さげポケモンで固めることにした。
安直だがマリゲンという並びが過去にあったので最初はマリルリを使用していたのだが物理が多くなってしまうのを考慮してを同じタイプのを採用した。
またゲンガー通す上でステロが欲しいと感じたのでサイクル時のクッションともなるを採用。
ここまででパッチラゴンやカビゴンが馬鹿重いのでを採用して本構築が完成した。
◯個体紹介
ギガイアス@気合の襷
性格:いじっぱり
特性:すなおこし
技:ロクブラ 地震 ステロ 大爆発
実数値:181(164)-185(236)-158(60)-x-100-51(44)
b:意地特化ウーラオスの水流連打を乱数68.8%耐え
a:砂ダメ込みb4振りウーラオスを大爆発で乱数75%で落とす
s:無振り30族抜き
前期使用したものを少しアレンジした型。
本当はドヒドヌオー等の35族抜きまで振りたいのだが火力も耐久もギリギリなので妥協した。
カビゴンに上からのろいされる前に爆発できるし流行りのモロバレルにマウントを取られるなくて済むので良かった。
バイバニラやらキュウコン、リザードン やら明らかな不利なやつが舐めて初手に出てくるのでその度にわからせていた。
上位の人はしっかり対策してくるので安易な初手大爆発は控えた。
一時期半減実を持たせていたが弱点が絞り切れずダイアースやダイストリームで強引にワンパンしてこようとする人も多いため襷以外あり得ない。
初手に出すと相手がかなり悩んでるのがわかって面白かった。
ムーランド@シルクのスカーフ
特性:すなかき
性格:意地っ張り
技名:ギガインパクト かたきうち じだんだ あくび
実数値:161(4)-178(252)-110-×-110-132(252)
a:b4振りウーラオスがダイアタックで43.7%で落ちる。
最初は珠で使っていたのだが折角の耐久が削れる他、裏で相性の良いゲンガーに持たせるアイテムがなくなってしまうのでシルクのスカーフにした。
火力が欲しい場面はノーマル技なのでそれほど問題はなかった。
絶妙に火力が足りずミリ耐えされるのがたまにキズ。
かたきうちがないとノーマル技を打つのにダイマックスしないといけないのが弱いのでギガインパクトと両採用した。
じだんだはかたきうちをゲンガーやガルド透かされたあとなどに打つと威力150を叩き出せる優れもの。単純にノーマル技との補完もいい。
あくびは誤魔化しに使ったり、裏のゲンガーのみがわりと相性が良かったりする。
炎のキバは晴れにしてしまうため相性が悪く、打ちたい鋼入りに対してはギガイアスが刺さらず選出できないので不採用となった。
使えば使うほど愛らしく、攻撃モーションが全部好き。特にダイアタック、ギガインパクト、かたきうち。
ゲンガー@命の珠
性格:臆病
特性:呪われボディ
技:ヘドウェ シャドボ エナボ みがわり
実数値:135-×-81(4)-182(252)-95-178(252)
c:ステロ込みで無振りウーラオスがヘドウェで81.2%で落ちる。
h振りアシレーヌがヘドウェで確定1発
無振りダイマアイアントがダイゲンエイで75%で落ちる
h振りダイマドサイドンがエナボで81.2%で落ちる
他にも有用なダメ計は沢山あるのだが単体記事ではないため割愛。
ダイマしなくても強い裏エースとなる珠ゲンガー。
みがわりが強くて様子見、変化技透かし、ダイマターン枯らし等々に役立つ。
ムーランドとの保管がよく、ダイアタックでs落とした相手をゲンガーで詰めるなどの動きができた。
切り返し性能も高く、数的不利を一変させる性能を持っていた。
エナボはホルード、ドサイ、水ウーラオス、水地面タイプ意識。
耐えると思って居座ってくるアシレをワンパンして高笑いしてた。
ステロを撒くことで真価を発揮する今期のMVP。
アシレーヌ@突撃チョッキ
性格:ひかえめ
特性:げきりゅう
技:うたかたのアリア ムンフォ サイキネ アクジェ
実数値:177(177)-×-118(188)-176(108)-138(12)-84(28)
hb:陽気ウーラオスのダイサンダー87.5%耐え
c:11n
d:偶数
s:同族意識ちょい振り
残飯の型を流用していたためhが16n+1になっているが16n-1にしてbかdにでも回した方が良い。
水技はみがわりギルガルド対策にうたかたのアリア。
サブウェポンに流行りのバレルラフレシアゲンガー対策にサイキネを採用した。
そして襷持ちを狩れるアクジェ。
初手に置きやすくとにかく無難に強かった。
ナットレイ@残飯
性格:わんぱく
特性:鉄のトゲ
技:パワーウィップ ボディプレス 鉄壁 ステロ(電磁波)
実数値:181(252)-114-201(252)-x-137(4)-40
ジャイロを切ったため最遅じゃなくした。
その結果のろいを積んだカビゴンやs下降補正のかかったバレルやヌオーを抜ける。
ギガムーランドでリザードン 等の炎ポケモンの選出を抑制するため、ウーラオス等の格闘で対策してくることが多いが、鉄壁を積めば余裕で受かるのでこいつ1匹で詰ませる場合も少なくなかった。
終盤に流行り出したバレルラフレシアを起点にできる点もポイント。
ステロは珠ゲンガーをサポートするのにいれた。
鋼技がないのはゲンガーがきつくなるぐらいでそれほど困らなかった。
ドサイドン@弱点保険
性格:意地っ張り
特性:ハードロック
技:ロクブラ 地震 炎のパンチ 剣舞
実数値211(164)-188(84)-151(4)-×-76(4)-92(252)
h:奇数でなるべく高く
a:11n+1
s:ミラーやアシレマリ辺りを抜きたいので準速
bd余り
特段耐久調整をしているわけでは無いが耐久振りが活きたシーンも多かったのでこのまま使った。
初めて使用したが鉢巻ウーラオスのインファを耐えたときはびびった。
崩しやパッチラゴン対策に期待通りの活躍を見せてくれた。
◯選出パターン
+ゲンガー(たまに他の奴もだす)
通称ギガムーゲン。
相手にドサイ、ハッサム等ギガイアスが仕事できない相手がいる場合には基本出さない。出せた時の勝率は高い。
@1
アロキュウバイバニラ入りへの選出
ギガイアスだけでは後発からオーロラベールをされてしまうのでゲンガーを出すことで隙を見せない
裏4匹から3体
終盤に多かった選出、ギガムーゲンが出せないときのパッチラゴンやウーラオス絡みに対してはサイクル戦を仕掛ける。
各々のタイプ補完がよく、プレイング次第で無限の可能性を持っていたように思う。
上に代表的なものを挙げたがムーランドを単品選出することはなかった。
◯苦手なポケモン
珠、鉢巻れんげき
ギガイアスが出落ちする。
終盤に見受けられた珠ウーラオスは裏選出時にもかなり崩されるのでかなりきつかった。
たまーに見かけるがかなり重め。
ドサイやナットでどうにか倒していた。
裏選出時にアシレゲンガーが完璧に受けられてしまう。ドサイやナットレイで頑張るしかないがてんのめぐみがかなり辛かった。終盤に多かったように思う。
◯雑感
とにかくギガイアスは舐められていたと思う。
ほんと相手の選出画面から消えていたんじゃないかってくらい。
ギガイアス警戒してくれる読みの選出をしたら逆に大目玉を食らったので強気にガンガン選出してわからせていた。
オーロラベールが流行っていたこともありかなり環境的に刺さっていたんじゃないか。
ムーランドのダイアタックのモーションが好きでこいつで相手を圧倒することに快感を覚えていた。
終盤になって多かったハピナスや初手ダイマウーラオスに対応が難しかったのでそこは課題点であるように思う。
終盤も勝率高い状態でレートを2084まで伸ばすことができたのだが1romでは2100まで手が出ず二桁温存で終わらせた。
2100載りたかったとは正直思うけどリスクもあるので難しいところ。
来期は10/23の冠の雪原ですなかきパッチウオノが解禁されるぽいが個人的にはパッチラゴンに注目している。
◯おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。レンタルパーティを公開しておくのでお試しにでも使ってみてくださると嬉しいです。
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