の単体考察記事です。
まず、の種族値は70-75-80-135-80-135でメガ進化ポケモンとしては控えめだと感じると思う。
とくに耐久面が不安である。火力も135と高すぎず低くもないといった感じだ。耐性も少なくサイクルにも参加しずらい。
正直このポケモンにメガ枠を割く位なら他のメガを採用したいと考えるのが普通の感想だろう。
しかしここで先入観を捨ててもう一度このポケモンを見直してもらいたい。これが本記事の趣旨である。
ここでPGLランキング上位30位(S11)を見てもらいたい。
ちなみには72位であるが…
なんとここにいる多くのポケモンにが強い。
などパーティの軸となりうるメガ進化筆頭ポケモンにが強いし、果てはパーティでよくみかける にも強い。
の特筆すべきところはその圧倒的出し負けなさと受けにくさである。
この初手で出し負けないというのがポケモンにおいてどれだけ重要かは皆さんご周知のことと思う。
それと同時に受けられるポケモンは限られているため、読みやすい。
後投げできるポケモンは位pgl30位以内だとぐらいである。
一方出し負けないからといってこのポケモン一匹で勝てるわけではない。
例えば には対面だと剣の舞からのz技で倒されてしまうしはめざ氷が耐えられ龍舞羽休めの起点にされてしまう。はYでも電気技を耐えられ大文字で落とされ、Xだとほぼ有効だがない。
このポケモンの強さを真に発揮するには威嚇+ボルチェンを介したサイクルが必須という次第である。
スカーフの使用感覚と似ているといえばわかりやすいだろうか、威嚇が非常に有用で、物理が相手の場合、まず威嚇による攻撃力低下とボルトチェンジによる削りでアドバンテージを得ることができる。
出し勝っても出し負けてもa↓とボルトチェンジと一定の負担が与えられるのである。
その上で有利なポケモンに引くのだからその先の展開が有利であるのは言うまでもない。
は一旦ベンチを温め、はたまたスイーパーとして活躍するのである。
例:vs
相手はリザXだった!でも威嚇が入るからる で余裕をもってうけれる!(かみパンも大丈夫) よっしゃあ!水zだ!(時には瞑想の起点にも)
このボルチェン展開をで防ごうにも威嚇が入る事や交代読みめざ氷が怖く出しづらい。出されたとしても後からめざ氷で間に合う。裏に浮いてるポケモンがいればさらに地震がうちづらい。
はかなりの割合で後出しされるが威嚇が入るうえ、めざ氷+火炎放射+めざ氷で半分実が発動せず倒せるためそれほど不利というわけでもない。
一方、受けだし先を必須とするためどうしても裏のポケモンに負担がかかってしまう。そこでお勧めのポケモンを紹介しよう。
ぐ:後出しできる試行回数が多く、ステロと砂のスリップがサイクルと相性がよい。
:浮いてる鋼で相性補完が素晴らしい
:同じ威嚇持ち、浮いてる
で:非常に苦手なに強め
似たようなポケモンにがいるが全く違う。どう違うのか見ていこう。
①種族値の違い
:70-115-85-95(EF下168族相当)- 75-130 (合計570)
:70-75-80-135-80-135 (合計575)
かなり類似した種族値だが大きな違いはcの高さで実に40もの差がある(ただし、EF下の電気技はコケコの方が圧倒的に上である。)
特にめざ氷の威力差は大きく、大体1,27倍くらいの差がある。
具体的には無振りすら一発で落ちなかったり、に確定2発とれない。に受けられてしまう。
は135族とほとんどのポケモンに抜かれないのに対しの場合、な等の不毛な同速対決が生じることがある。
②タイプの違い
:でんき
弱点は地面のみ、鋼への受けだしができる。
:でんき フェアリー
フェアリーがつくことで格闘虫竜に耐性ができる一方、弱点に毒が増え、鋼が等倍になる。 のスカーフダストシュートで飛ばされることがある。また、への受けだしが安定しない。
③特性の違い
:威嚇
物理ポケモンに有利に。交代先の負担を減らせる。
睡眠対策。電気威力↑ *相手の電気威力を上げるデメリットも。
④技の違い
:火炎放射 オーバーヒート
あたりに大きな打点を持てる。役割範囲の増加
:草結び とんぼがえり 瞑想
への有効打。地面無効を無視して交代できる。瞑想で耐久系統に強く出れる。
比較が終わったところで私が使っている私的信用可能(サンプル)を紹介しよう
ライボルト@メガ石
性格:おくびょう
実数値(メガ後):159(108)-×-107(52)-171(124)-101(4)-201(220)
技:10万ボルト ボルトチェンジ めざ氷 火炎放射
h:16n-1
b:ランドロスの-1じしんを87.5%で耐える
c:無振りランドへのめざ氷が乱数1発(81.7%)
カプコケコへのEF下10万が乱数2発(75%)
hdランドロスを、半分実発動させずに確2
d:特化テテフのサイキネが乱数1(68.7%)
特化サザンの流星群が乱数1(31.2%)
s:130族抜き
メガ前の特性はトレース対策のせいでんき。非常には出されやすいのでこちらを使用している。好みによるが裏から後出ししたい場合はひらいしんだと思う。
耐久調整をしているがすのじしんを耐えないのは使い勝手にかなり差が出るので耐久振りを推す。威力が変わってもせいぜい10~20ダメ程度であり確定数は変わらないことが多いので尚更。hにここまで振ることで大体の特殊技も乱数だが耐えるようになる。
浮いてるポケモンがいるとはいえ結構じしんはうたれるので振っておいて損はない。
ちなみにこれ以上cを下げると必要最低限の確定数がずれることが多いのでお勧めしない。
私はとにかく役割範囲が広いが好きでをつかっているがとても楽しい。
を入れるならこの子を介護する取り巻きを入れなくてはならないのがやはりパーティへの組み込み上ではネックである。
しかし確実に上位で活躍するポテンシャルを持っているので、軸でなくとも裏メガの電気枠などで一考に入れてはいかがだろうか。
以上で本考察記事のまとめとして終わります。最後までご覧いただきありがとうございました。