私は中学時代、ネトゲにどハマりしていた。そのゲームはwiiのモンハン3だ。
このゲームではオフラインのみ遊べる村の他に街があってそこではオンライン世界中の人と狩りに出かけることが出来るのだ。
当時、プロフィールに~団って書く、いわばギルドのようなものが流行っていてそれで皆仲間意識を高めていた。
狩りに飽きいた私は鬼ごっこをして遊ぶ、「遊魂団」という名の団を作り、野良で人を集めて遊んでいた。
ルールの説明をしたりみんなを取りまとめるので大変だった。
ある日いつものように全体チャットで募集かけて鬼ごっこ部屋を作っていたらGARNETっていう女の子が来た。通称ガーチャん。
まあいつもの通りルールの説明して鬼ごっこを開催した。
何回か遊んだらみんな飽きて去ってくんだけどその子はなぜかず~っと遊んでくれた。
さらには自ら率先して鬼ごっこの募集をかけるのもルールを説明するのも手伝ってくれた。
なんと向こうから入団希望とフレンド申請までしてくれた。
こんなことはかつてなかったので嬉しくてたまらなかった。
そして来る日あくる日も毎日その子は来てくれて2人で鬼ごっこ活動をするようになった。
野良の人がルールを破ったりと揉め事もあったが2人で協力して問題解決した。
そうして活動していくうちに新たな仲間ができるようになっていった。
ガーチャんは基本クールで鬼ごっこもガチなんだけど時おり可愛いところを見せるのが好きだった。
なんか兄がいるらしくてその人に代わるとたまーになんか厨二キャラっぽい話し方になるのが面白かった。
鬼ごっこだけでなくライフ制バトル、1度捕まったら終わりの青鬼を開催したりした。
また、ジエンモーランの船の上で落ちたら負けのスマブラ的なものもやったりした。
ガーチャんは何やら悩みがあるらしくてその話を2人の時聞いていた。
内容は覚えてない。「光が欲しい」っていうワードだけ覚えてる。「俺がその光」になるって言ったんだけどなんか信用出来ないらしくてこれから信じさせる的なこと言ってその場はどうにかなった。
今思うとすげー恥ずかしいこと言ってると思う。
それからも普通に活動は続けてたんだ。
だけどガーチャんは時々元気がなくて団員もその話に乗ったりしててんやわんや。
団員で1人口が達者なやつがいてそいつがガーチャんの悩みを聞いててなんかうまいことガーチャんを丸め込んでいた。
それを見た俺はなんかすげー無力感を感じたし嫉妬した。
最終的にそいつはルール破りで破門にされるのだが…
なんやかんやあって俺はモンハン引退することにしてガーチャんにその事を話したらめっちゃ止められた。なんとか説得して、照れ隠しにいつもありがとうの気持ちを伝えた。
そしてオンラインチケットの期限が切れる最終日、団長引退式が開かれる。次の団長はガーチャんにやってもらおうと思ったんだけど私には荷が重いって断られた
ということで信頼してた団員に団長を任せて拍手喝采、多くの人に手を振られ見送られた。この時個別メッセージでガーチャんに「ずっと好きでした」って告白した。「え…そんな……私なんか…」みたいな返事されてなんか曖昧感じだったけど感謝の意を伝えてお別れした。
こんな感じで私のネトゲ色恋物語は幕を閉じました。ちゃんちゃん。
今考えるとすげー楽しかった思い出だしずっとあんな時間が続けばいいと思ってた。
告白を引退前に、もっと早くしていたら何か変わっていたのかもしれないと思うと少しモヤモヤする。
というか実はあのガーちゃんって人はネカマ説あったんじゃないかと思うけど純情な中坊にはわからなかった。
そんなこんなでこの話は終わりです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ガーチャん!!!!!今でも好きだ、会いたい!