はじめましての方ははじめまして、砂の民Keyです。
今期は砂パで最終順位二桁&レート2100を達成できたので構築記事を書くことにしました。
最後までご覧いただけると幸いです。
(以下常体)
結果
TN Key 最終順位99位 レート2116
TN minori 最高レート2100 最終宇宙
↑レンタルです。よければ使ってみてください。
〇構築コンセプト
・砂始動役で砂とステルスロックを展開し高火力高速のすなかきエースであるドリュウズで相手に大きな損害を与え@1のポケモンで詰める
・選出をカバドリ@1で必ず相手のあらゆる構築に対してある程度の回答が用意できるように組む、すなわち砂選出しかしない、裏選出を用意することなく安定して戦える
これを念頭に構築を組んだので次の項目で採用理由を含めて説明する。
〇パーティ紹介
カバルドン@さらさらいわ
テラスタイプ:水
性格:わんぱく
特性:すなおこし
技:じじん あくび ステルスロック ふきとばし
実数値:215(252)-133(4)-165(92)-x-112(156)-68(4)
hb:11n 特化パンチグローブ水ウーラオスのすいりゅうれんだ最高乱数切り耐え
hd:特化眼鏡サーフゴーのゴールドラッシュ最高乱数切り耐え
s:ミラー意識のs振り
砂始動役としての採用。バンギラスではなくカバルドンを採用した理由としてはハバタクカミ、ランドロス、オーガポン、またウーラオスやオオニューラなどの格闘タイプ、ハッサム、中でも終盤爆増したブリジュラスに対応が効くことが挙げられる。
また、あくびが有象無象に通る技であるため非常に対応範囲が広いことを評価してカバルドンを選択した。
努力値振りに関してだが初手ノーマルテラス暁ガチグマのブラッドムーンや眼鏡ブリジュラスの流星群で乱数で落ちてしまうため絶対にdは伸ばしたほうが良いと感じた。
技構成は一致打点のじしん、あくび、ステルスロックまでは確定で最後の枠にパオジアン迅速処理のためにボディプレスを検討したがグライオンやキョジオーンに対して打つなど立ち回りの幅が広がるふきとばしを選択した。
テラスタイプ水の意図としては水ウーラオス、パオジアン、眼鏡イーユイのオーバーヒート意識。
ドリュウズ@いのちのたま
テラスタイプ:ステラ
性格:いじっぱり
特性:すなかき
実数値:185-205(252)-87(52)-x-85-134(204)
a:特化 ステラじしんで無振りウーラオスが75%の乱数で落ちる
ステルスロック込みHB特化ランドロスが+1ステラアイアンヘッドで50%で落ちる
ステルスロック込み+2ステラじしんでH振り程度のB補正ディンルーが乱数で落ちる
ステルスロック込みステラアイアンヘッドでh振りカイリューが62.5%の乱数で落ちる
s:砂下で+1 110族抜き
b:先制技のダメージ意識であまり振り切り
DLCで追加された待望の砂エース。
シーズン初期は耐性変更のあるテラスタイプを使用していたが途中からステラの強みに気が付きその後一貫して使い続けた。
強みとしては
①対カイリュー性能(ステルスロック込みステラアイアンヘッドで大体落ちる)
②等倍以上であれば相手のテラスを無視して火力を出せること
③みがわりの技スペースが空くこと
などが挙げられる。特にみがわりが非常に強くてふいうちを透かせる、威力の下がった流星群を利用してみがわり残す、砂ターンが枯れそうな時に打って砂を再展開する、テラス択の回避、その他無限に用途があり使えば使うほど味が出る技だった。
これが例えば草テラスとかだとテラバーストの枠が欲しいためみがわりのスペースが空かない。
また、相手が草テラス等を警戒してくれることもありステラは非常に都合が良かった。
ラティオス@こだわり眼鏡
テラスタイプ:鋼
性格:おくびょう
特性:ふゆう
技:りゅうせいぐん ラスターパージ テラバースト トリック
実数値:155-x-100-182(252)-131(4)-178(252)
古来より砂との相性がいいラティオス。
採用理由としては特殊アタッカーであること、水ウーラオスやオーガポン、ガチグマ等の使用率の高いポケモンに一方的に不利にならないこと、浮いていてタイプ上ドリュウズとの補完が完璧であることなどが挙げられる。
強化されたラスターパージが非常に強く、有利対面からこの技を打っているだけでサイクルが崩壊していくことも。
ただし相手に悪タイプが1体でもいると選出が厳しくなるなど難しい面もあった。
技構成は一致打点の流星群にラスターパージ、ハバタクカミなどにうつ鋼テラバースト、技をこだわらせるトリック。
トリックに関しては本当にほとんど打たなかったためシャドーボール等を採用しても良かったかもしれない。
オーガポン(いど)@いどのめん
テラスタイプ:水
性格:わんぱく
特性:ちょすい
技:ツタこんぼう ウッドホーン じゃれつく 挑発
実数値:187(252)-140-147(236)-x-116-133(20)
s:準速カイリュー抜き
hb:できるだけ高く
相手のパーティに悪タイプがいる場合、主にディンルーやパオジアン、イーユイなどがいる場合に出せてかつ使用率の高いポケモンに対して後れを取らなくて地面耐性のあるポケモンとして採用した。
このポケモンに気づいたのはかなり終盤で迷ったらこのポケモンを選出するくらい重宝していた。
HBで使った理由はとにかく対応範囲を広げたかったから。パオジアンやウーラとの殴り合いに強くなるだけでなくイダイトウのおはかまいりを耐えたりするのでびっくりするくらい殴り合いに強かった。
テラスを切れば特殊方面も固くなるので要塞と化す。
技構成は一致打点の二つに、カイリュー、悪ウーラオス、トドロクツキなどにささるじゃれつく、ドヒドイデの動きを止めたりカイリューのりゅうのまいを止める挑発。
テツノツツミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:水
性格:おくびょう
特性:クオークチャージ
実数値:131-x-134-176(252)-81(4)-206(252)
普通のテンプレのテツノツツミ。水ポンと役割は似ているが水ポンで殴り合うより上から殴るテツノツツミの通りが良いと感じたときに選出する用に採用した。
砂+ブーストエナジーの選出がパワーが出ると考え採用したが役割自体はやや不明確なのでここの枠は諸説ある。
パオジアン対策にこの枠をアローラキュウコンにすることが3戦だけあったがあまりに弱かったため即戻した。
水テラスにした主な理由としてはパオジアンをワンパンできることと単純に火力増強が望めるため。
サーフゴー@隠密マント
テラスタイプ:ドラゴン
性格:ずぶとい
特性:おうごんのからだ
技:ゴールドラッシュ シャドーボール わるだくみ じこさいせい
実数値:191(228)-x-144(124)-153-111-124(156)
h:16n-1
s:準速キノガッサ抜き抜き
b:あまり
ここまでできついチオンジェン、キョジオーン、ブラッキー、エルフーン、ジャローダ、キノガッサ、アーマーガアなどをまとめてみるポケモンとして採用。
対策の集約ポケモンで役割がピンポイントであるため選出機会に恵まれなかったがこのポケモンがいないとさすが困るため採用を継続した。
HBで採用した理由としては主にパオジアン、ウーラオス、オーガポン、ランドロスなどの物理ポケモンとのマッチアップを意識したから。
ここまでsを振ることで中速帯の多くを抜けるため活きる場面が多かった。
テラスタイプがドラゴンなのはオーガポン意識だがこれが悪さして負けた試合もあったので諸説。
〇選出と使用上の注意点
メインロムサブロム含めての直近64戦のデータ
砂選出率は95%あり、これは今までの砂パでは考えられない数値である。
よっぽどのことがない限りカバルドンが初手だった。
基本的にだがカバドリ@1で選出するのでその体で説明する
・相手に悪タイプがいない場合
@1にラティオスをチョイスすることが多い、周りに水ポケモンがいて悪ウーラオスの可能性があると感じた時や明らかに通りのいいポケモンがいれば他のポケモンを選択することもあったが基本出せるならラティオス。サーフゴーやハッサムなど鋼タイプがいてもサイクルでどうにかなるため積極的に選出した。
・相手に悪タイプがいる場合
@1にテツノツツミor水オーガポンの選出をする。
どっちを出すかは結構体感で決めてる部分が多く説明が難しいがウーラオス+ランドロスなどテツノツツミの一貫がありそうなパーティには積極的に選出した。ガチグマなどテツノツツミが対面で負ける相手には選出を控えて水オーガポンを選出したように思う。
・相手にチオンジェン、キョジオーン、ブラッキー、エルフーン、ジャローダ、キノガッサ等がいる場合
@1にサーフゴーをチョイス。
サーフゴーは長居することが多いため安易にカバルドンを切らないように注意が必要だ。
・上記のどれもダメそうな場合
相手にテツノツツミやアーマーガアなどドリュウズで突破が難しいポケモンがいる場合、砂選出を控えることもあった。
その場合裏の4体から3匹をケースバイケースで決めるが基本的に想定していないため勝率は芳しくない。
・使用上の注意点
ドリュウズを通す上で大事な点としてはとにかく目の前の相手に死に出しドリュウズで
マウントをとれる状態を作ること。
あくびで対面操作しながらその状況を生み出す。
ステルスロックを撒くタイミングが重要でカイリューや炎オーガポン等にしっかりステルスロックが刺さるタイミングで撒く。
時にはいきなりステルスロックを撒いてカバルドンを切ることもあった。
〇きついポケモンとその対応
本構築で一番きついポケモンはテツノツツミである。
チオンジェンやキョジオーンはカバドリサーフゴーで対応が効くのだがテツノツツミの場合そうはいかない。
ドリュウズが剣舞やみがわりをしたターンにテツノツツミを後投げされると苦しかったり、眼鏡で初手に来られてもきつい。
テツノツツミを安定して受けれてかつ、使用率の高いポケモンとやりあえるポケモンを探したがいなかった。
そのためテツノツツミがいる場合砂選出自体しないほうが良くカバドリ@1が主軸である本構築では明確な対策を諦めた部分もある。
対策をしなかった理由としてまずそもそもテツノツツミの数自体が少なかったことが大きい。
事実64戦中3戦しか相手の構築に入っていなかった。
もしいた場合はかなり選出としては弱いがツツミミラーで同速勝負をしかけたり、テラスを切ればラティオスと水オーガポンが対面から勝てるのそれで対応した。
次にきついポケモンはパオジアンでありこのポケモンに関してはアローラキュウコンなどの対策を入れると選出が弱くなるため明確な対策を切った。
つららひるみや鉢巻パオジアンでカバルドンが何もできずに処理されると美味しくないがドリュウズがなんとかしてくれると思って割り切って立ち回った。
ここを解決するには初手にパオジアンに強いポケモンを採用すべきだったように思うが最後まで良いポケモンが思いつかずそのまま使用した。
〇雑感
まずSV初の最終二桁&レート2100を達成できたことはシーズン開始前からドリュウズを考察していたこともあり大変うれしく思う。
ドリュウズが強いことはシーズン開始前から思っていたのだが、シーズンが始まってからオフの結果でドリュウズ入りが予選抜けが一人もおらず思った以上に世間の評価が低く驚いた。
ただそれはドリュウズを使用する側としては都合がよくミラーが発生したり対策されると苦しかったのでそういう環境にならなかったことが追い風だったように思う。
特に序盤はそこそこいたテツノツツミや水オーガポンが終盤全くと言っていいほどおらずそこも大きかった。
ここまで都合の良い状況が揃ったことが私が今期非常にスムーズ勝てた要因にあると思う。
正直ここまで通りの良い砂は初めてで使っててこんなに砂選出できていいのかと疑問に思うほどであった。
最終日の深夜にもっと潜れればさらに上を目指せたが疲れもありサブロム負けが込み始めたこともありレートを保存し確実に爪痕を残すことを優先した。
構築を組むにあたって活用していたのがバトメモというアプリで対戦履歴が残せるので相手の構築データから俯瞰的にこのポケモンが必要な要素満たしていると気づくことができた。水オーガポンに気づけたのもこのアプリのおかげといっても過言ではない。
〇最後に
ここまでご覧いただきありがとうございます。
何か質問がございましたら下記Twitterまで連絡を頂けると嬉しいです。
〇Special Thanks
幾度も相談に乗っていただいた砂の民の方々
テツノツツミに気づかせてくれたティオぽけ氏
感謝の至りである。