〇はじめに
はじめましての方ははじめまして、砂の民Keyです。
今期も砂パでレート2000を達成することができたので構築記事を書くことにしました。
最後までご覧いただけると幸いです。
(以下常体)
結果
TN Key 最終順位243位 レート2013
TN minori 最終順位854位レート1920
↑レンタルです、よければ使ってください
〇構築経緯
前期使用したハカドッグが軸のパーティはネタがなく別のポケモンを使いたいと思い、最初に思い付いたのがS1で使用していたすながくれガブリアスだったので使用することに決めた。
すながくれとは天候がすなあらしの時に受ける技の命中率が0.8倍になるというものであるがこれにより運が絡んでくるが無償ターンが得られる可能性が出てくる。
カードゲームでいうならば相手のターンを飛ばすようなものであり凶悪である。
ただ命中率0.8倍じゃ物足りないと思う人もいるだろう。
そこで今回投入するアイテムが"ひかりのこな"である。
これにより命中率がさらに0.9倍され、0.8×0.9=0.72倍となる。
命中率が72%、それはマグマストーム以下と考えると結構外れる。
ちなみに2連続で技を当てる確率は実に51.84%であり、コイントスの裏表で決まるような確率となる。
これにガブリアスの美しい種族値が加わり鬼に金棒といった構図の出来上がりだ。
ガブリアスはマッハポケモンなのだからヒョイヒョイ避ける姿は想像に難くないだろう。
長くなったがこのいわゆる"砂ガブ"を軸に構築を組むことにした。
・砂始動役
次に決めたいのがすなおこし要員だ。
要員にはカバルドンとバンギラスの2通りがある。(サダイジャ?知らないなあ)
カバルドンの特徴としては①弱点が少なく、初手に置きやすい②あくびやふきとばしで対面操作ができる③技構成4つが安定してあれが欲しいこれが欲しかったが起きない④みがわりや挑発に弱い
バンギラスの特徴としては①特殊方面が固く、強い相手にはめっぽう強い②遂行速度が早く倒れるのも早いため砂ターンを後続により残しやすい③弱点が多く、初手に置きづらい④技スペースが足りずあれが欲しいこれが欲しかったが起きる
シーズン最序盤はカバルドンを使っていて思ったのが"パオジアンだるい"、だった。一発は耐えるもののひるみがあるので無償で突破されてしまう可能性がある。
そこで後投げからパオジアンを縛れるポケモンがいないか探した結果眼鏡テツノツツミにいきついた。砂ダメ+ハイドロポンプで突破することができる。が、ハイドロポンプは外すためやめることにしたのがシーズン初期。
次に使用したのがバンギラス。初手には置きづらいため水ロトムとセットして使っていた。初手ロトムで状態異常をばらまき、バンギで暴れ、ガブリアスで詰めるといった使い方をしていたのだが、思ったのが"ウーラオスきつい"だった。
結局バンギウーラ対面ができた瞬間ビルド剣舞積み放題の状況ができてしまう。それが怖くてウーラオスいるだけで出すのを渋ってたので使うのをやめてしまった。
そして本当にシーズン最終盤、カバルドンに戻ってきた。
もうツツミのドロポン外しは割り切ることにした。
ということで砂始動役は最終的にカバルドンを選択。
・相方
前述にもあったがパオジアンがきついため切り返すことができる眼鏡テツノツツミを採用。
水+フリーズドライの技範囲が偉く、素早さも速いため腐りづらい。
物理のガブリアス、特殊のテツノツツミ、この二本槍が強いため基本選出に。
・取り巻き
次に基本選出できつい相手のテツノツツミ対策として襷ドラパルトを採用した。
流行りの眼鏡ツツミを上からりゅうせいぐんで飛ばすことができる。
ブーストエナジー持ちだとしてもでんじは+たたりめで飛ばすことが可能。
普通に初手性能が高く汎用性も高い。
ここまでできついキノガッサ対策兼、受けループ対策としてスカーフトリックサーフゴーの採用。
また、地面の一貫、どくびしの一貫があるため浮いてるポケモンとしてパワーのある鉢巻カイリューを採用してパーティが完成した。
〇個体紹介
カバルドン@さらさらいわ
テラスタイプ:鋼
性格:わんぱく
特性:すなおこし
技:じしん あくび ステルスロック ふきとばし
実数値:213(236)-133(4)-155(20)-x-120(220)-71(28)
hb:パンチグローブa200水ウーラオスのすいりゅうれんだ94.02%耐え
hd:c176テツノツツミのハイドロポンプ93.75%耐え
s:無振り50族抜き
物理、特殊方面に最低限の耐久を確保しつつ素早さにも欲張った調整を施した。
ここまでsを振ったもののディンルーには半数以上抜かれてたので一体世間のディンルーがどこまでsを振っているのか知りたい。
技構成は安心安全の4つ。
テラスが鋼なのは氷技やフェアリー技の耐性を持ちつつ砂ダメージを受けないことから鋼を選んだがテラスはほとんど切らなかったので正直草とかでもいい。
炎の渦カイリューやみがわり挑発にはめられることはあるがそれを差し引いても強い安定したポケモンでした。
サーフゴーが水テラスや飛行テラスを切ってくるケースもあるがそこにテツノツツミが刺さるため相性が良い。
ガブリアス@ひかりのこな
テラスタイプ:鋼
性格:ようき
特性:すながくれ
実数値183-182(252)-116(4)-x-105-169(252)
技構成はメインウェポンであるじしんに鋼テラスと相性がよくひるみワンチャンも狙えるアイアンヘッド、リーチを伸ばすつるぎのまい、すながくれと相性が良く状態異常を拒否できるみがわりで完結している。
鋼テラスを選択した理由としてはガブリアスより素早さの速いハバタクカミ、テツノツツミ、パオジアンに対して防御面でも攻撃面でも強くなれることが大きい。
他のテラスの候補としてはじしんと合わせて技範囲の広い電気、氷も面白いと思う。
ひかりのこなは砂が枯れたとしても単品で避けてくれることもありどんな状況でも捲る可能性を秘めているのでやべー持ち物だと思う。
ちなみにアイアンヘッドのひるみと合わせると相手の技命中率は50.4%でありコイントス感覚で打てるのが楽しい。
ずっと俺のターン!!
テツノツツミ@こだわり眼鏡
テラスタイプ:水
性格:おくびょう
特性:クオークチャージ
技:ハイドロポンプ フリーズドライ れいとうビーム アンコール
実数値:131-x-135(4)-176(252)-80-206(252)
普通のcs眼鏡ツツミだがアンコールを仕込んである。
理由としてはカバルドンパオジアン対面ができたときにこちらがテツノツツミに引く動きをするのだがその際つるぎのまいを積まれることがある。
そうすると次のふいうちで落ちてしまう。
その対策としてアンコールを眼鏡だが採用した、がほとんど打つ機会がなかったのでふいうちはフェアリーテラステラバーストとかでケアしたほうが良かったかもしれない。
水テラスハイドロポンプは信じられないくらい火力が出て当てさえすれば強かった。
使ってて思うのが本当に命中安定の水打点が欲しいこと。
DLCの教え技等でねっとうを覚えればだいぶ安定感が増すと思う。
最終日一瞬だけブーストエナジーを持たせた型を使ったが火力不足で即やめた。
ドラパルト@きあいのタスキ
テラスタイプ:ノーマル
性格:おくびょう
特性:すりぬけ
技:りゅうせいぐん たたりめ でんじは おにび
実数値:163-x-96(4)-152(252)-95-213(252)
前期わりとはやっていた襷ドラパルト。
技構成は瞬間火力のでるりゅうせいぐん、状態異常込みで火力のでるたたりめ、状態異常技のでんじは、たたりめを選択した。
ノーマルテラスなのはゴースト技意識だが鋼のほうがよさげ、ほとんどテラスは切らなかった。
特性すりぬけなのを忘れられてるのか結構テツノツツミやハバタクカミがみがわり打ってきて爆アドをとれた。
面倒な壁構築対策になるのも偉い。
サーフゴー@こだわりスカーフ
テラスタイプ:鋼
性格:おくびょう
特性:おうごんのからだ
技:ゴールドラッシュ シャドーボール わるだくみ トリック
実数値:163(4)-x-115-185(252)-111-149(252)
いたって普通のスカーフサーフゴー。
トリックとわるだくみを両立していることにより受けの崩しを狙える。
うまい相手はトリックも警戒してくるので後述のカイリューと合わせると崩しが盤石になる。
テラスタイプが鋼なのはゴーストの弱点を消せるだけでなく火力UPも見込めるから。
カイリュー@こだわり鉢巻
テラスタイプ:ひこう
性格:いじっぱり
特性:マルチスケイル
実数値:167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)
裏選出時のエースとなる破壊ポケモン。
扱いが非常に簡単で腐ることも少ない。
受けループを崩すことも可能。
ひこうの一貫のあるパーティには積極的に出した。
〇選出
基本選出、選出の半分以上はこれだと思う。カバルドンで場を整え、ガブリアステツノツツミの二本槍で勝利を狙う。
テツノツツミが相手にいる場合の選出。ドラパルトの状態異常とあくびは相性が悪いので注意。
相手にキノガッサがいる場合の選出。カバルドンキノガッサ対面ができたらサーフゴーに引いて砂で襷を削ってゴールドラッシュで落とすことが可能。
・カバガブ以外の4体から3体
裏選出。ヘイラッシャやアーマーガアなどガブリアスだと辛い相手に出す。
カバガブを単品選出することは一度もなかった。
対受けループへの選出。カバルドンでステロまいてサフゴカイリューで崩していく。
〇構築の弱点
・スカーフ持ちに弱い
ガブリアスはそこそこsの速いポケモンだがそれより速い相手はどちらかというと苦手だ。
もともとガブよりsの速いポケモンとしてハバタクカミ、パオジアン、テツノツツミが挙げられるがこれらのポケモンには鋼テラスで対応できる。
しかしスカーフ持ちで多いイーユイ、ウーラオス、ランドロスには鋼テラスを切ってしまうと弱点を上からつかれてしまう。
また相方である眼鏡ツツミもスカーフ持ちに弱いことが一貫してしまっている。
その対策にはカムラのみをガブリアスに持たせることだがそれを持たせると本構築のコンセプトである回避力を落としてしまう。
もちろんすながくれ単品でも避けることは避けるのだがひかりのこなの魔力にハマってしまった自分は後戻りができなかった。
最終的にはスカーフ持ちは避ければいいという暴論にいたってしまったが普通に技が当たってイージーとられることがしばしば。
これだけは最後まで解決ができず終わってしまった。
〇雑感
まず、レート2000を達成することができたのはたいへん嬉しく思っている。
今期も最終日に2000を達成してその後はさらに上を目指して潜るか悩んだ。
が、潜った。前期はその選択をして溶かしたけど今回はそうはいかんぞと意気込んで潜った。
その結果最終的にレート2013に落ち着いた。
上振れはしなかったものの最終日しっかり戦った上で大きく溶かさず維持できたのは今期の収穫だった。
正直もっと上を目指したかったが実力不足なのと構築の完成度不足だった。
今回の構築にたどり着くのはほんとに最終盤で9/25以降に組んだと思う。
それまではバンギラスガブリアスでずっと回してたのだが大きな問題が解決しなかったものでカバルドンならいけると気づくのが遅かった。
でも、砂ガブを使っていてなによりとても楽しかったのでまた使いたいなと思っている。
来期はDLCが来るし2期連続でポケモンやったので少し休みたいという気持ちもあるが中乱数でやるかもしれない。
最後に一言だけ、、
ドリュウズ来い!!!